ハラちゃんの知らない世界43★ナイロンアロハ★Levi's赤耳★80'sコンバース★

こんにちは!嵩史です。





先日のブログでもあったように、6月30日にてレディース店舗のLalaが一時休止になりました




オープンから9年にわたる皆さまからのご支援、本当にありがとうございました。





Feeetのレディース店舗の礎を築いていただいた志田さんは本当に偉大な存在です。



私自身は店頭に立つことはなかったものの、志田さんとは様々なお話をさせていただきました




とても楽しく、実りのある会話を多々してくださり感謝しております。いつもありがとうございます!






Lala休止というのはまだあまり実感はありませんが、現在の二階の何もない空間には少し戸惑ってしまいます。(笑)



新店舗もお楽しみに!


それでは本日も商品紹介です!






今回はFeeetアイテムで爽やかに、捻り無しのシンプルスタイル。




その中にある、古着ならではの物一つ一つの良さについて触れていきます。






50's〜60's 花柄ナイロン 開襟アロハシャツ
¥19,900+TAX




夏の定番シャツと言えばのアロハ。



ヴィンテージだけではなくレギュラーのアロハシャツも、柄や素材感が豊富で魅力的ですよね



アロハシャツと言えばコットンやレーヨン素材をつかったものが一般的ですが、


今回のものはナイロン混。異素材です。







大きめかつ芯なしの襟、オープンカラーでおよそ50's頃の一品。



とあるお客様が私が書いた前回のブログを読んて下さり、



「シャツってどうやって年代見分けるんですか?」


と、私に聞いてくださいました。





このとき、私のブログを読んでくださったきっかけに気になって質問をしてくださったという

ことにとても嬉しく思いました。



ネットで調べれば出てくるものではございますが、私なりに簡潔に。笑







まず、1口にシャツと言えど様々な形のものがございますよね。



スタンドカラー、オープンカラー、ラウンドカット、ストレートカット…



ディテールの名称だけでも数知らず。



その中でも、年代判別に重要な点は「襟(カラー)」



シャツは当時の時代背景、流行が反映されやすいアイテムの為、違いがわかりやすいことが多

いです。



年代順に、Feeet商品を参考にしながらご覧下さい。







まずは40's。


ロングポイントと呼ばれる形状で、外に向かって弧を描きます。


先っぽは尖っており、こちらのシャツは袋縫いという技法で縫い目が見えなくなっております

。(袋縫いは高級アロハに多いです。)









続いて50's。


40'sのものと比べると襟先は短く、トップボタンを外すとオープンカラーになるのが特徴的で

す。







60's。


襟が細く小さくなり、襟先は90度に近いものが多くなります。50'sのものと比べると似ている

ように見えますが、60'sのもののほうが小ぶりです。

このあたりから襟の中に芯が入ります。







最後に70's。


かなり特徴的に大きくなります。弧を描かずに直線的で長い襟先です。





当時の音楽のムーヴメントもありきで変化するシャツは、どの年代も魅力的で、ファッション

において欠かせない存在だったことは間違いありませんね。





話は戻りましてアロハに…








花柄で主体性はありつつも、


緑、黒、白の三色使いでそこまで派手ではない印象のこちら。



男性が着用する花柄というのはとても華やかであり、男性ならではの持ち味を引き出してくれ

る柄ではないかと個人的に思っております。



女性が着用するのは勿論ですが、こういった少し派手に見える柄を男性にチャレンジしていた

だきたいです。






アロハはポケットつきのものも稀に見かけます、こちらもその一つ。





シャツにポケットがつくとなんだか嬉しいですよね。軽いアウターとして活用しやすいかと思

います。






少し変わった夏物が欲しかった!という方に是非。




少々前に上がった商品ですが、ここでもう一度プッシュさせていただきました。








パンツも王道所をチョイス!








80's Levi's 501 USA製 赤耳 デニムパンツ W31
¥15,900+TAX




ヴィンテージリーバイスの中でも最終モデルとして呼ばれることが多い「赤耳」モデル。



こちらについても簡単にご説明いたします。







ヴィンテージリーバイスのモデルは数あれど、どのモデル(501のストレートに限ります。一

部例外)にも共通するディテール、それがこちらの「赤耳」。




そもそも赤耳とは、

デニムの脚の外側の縫い合わせ部分(アウトシーム)の両側に、

デニムの端部分、通称セルビッチ(耳)を使用しており、


リーバイスの使用しているデニムでは、白いセルビッジの中央部に赤色が縦に入る事から、通

称「赤耳」と呼ばれています。



デニムのセルビッチは、生地の端がほつれない様に施された処理がされているので通常のデニ

ムよりも頑丈です。




1983年、伝統的に使われていた29インチ狭幅デニムの生産を中止。(この29インチ狭幅デニム

が501を作るにあたって最適な長さだったようです。)

そして1986年に在庫が終了、同時に501の赤耳モデルは生産終了となります。




過去のモデルにはおなじみXX、BIGE、66などがございますが、そのモデルを辿っていくとヴ

ィンテージリーバイス最終モデルの、この「赤耳」が最後にたどり着きます。



一つ一つのモデルについて語ると日が暮れてしまうので、今回は割愛させていただきます。(

笑)






色落ちしきっていると言っても過言ではない、この具合がまた良いです。





濃い色のものを購入してエイジングを楽しむのもデニムの醍醐味でありますが、ファッション

として取り入れていただくこの色も、デニムラバーの皆様には勿論、デニムを取り入れてみた

いという方にもオススメさせていただいております。





レングスは168cmの私で1、2回ほど折って赤耳を見せるスタイルで着用するとベスト◎




夏はこれにサンダルで涼し気にいきたいですね。

















全体的な状態はリペア跡、ポケット口の破れ、膝の破れ、赤タブの表面プリント無しなどござ

いますが、とても雰囲気の良い一品です。





この色加減だからこそ、グランジやストリートテイストには最適。





一番の定番アイテムであるデニムですが、奥深い歴史と様々なファッションシーンにおいて使

用されてきたもの。だからこそ個々のこだわりを持って履いていきたいですよね。







このほかにもネットショップ、店頭にて様々なデニムをご用意しております。



ヴィンテージデニム初心者の方にも是非見ていただきたいと思っておりますので、ご不明点や

聞いてみたいことがございましたら、私はじめスタッフにお気軽にお聞きください。





マイデニム選び、お手伝いいたします!









靴も改めて見直したい一品。






80's CONVERSE ALLSTAR KOREA製 あて布付き 10
¥25,900+TAX




古着のスニーカーといえばコンバースから入門する方が多いですよね。


様々なファッションシーンにおいて大活躍するコンバース。


今回入荷したものは80'sのもの。こちらについて少々説明をさせていただきます。






USAコンバースの多くは、現行のものと比べると少々細身なシルエット。


普段履くサイズよりも1、2サイズほど大きいものを選んでいただき、靴紐をギュッと絞ってい

ただくとシルエットがとてもカッコよくなり、オススメの履き方です。





80'sの特徴と言えば、サイドについた当て布。


バスケットボールの激しい動きに対応するためアッパー部分を補強するために付けられたディ

テール。


このディテールがついてるからこそ!という方も多いのではないでしょうか。





何とも一番に目を惹くのはこのターコイズカラー!


現行コンバースと比べてもとても発色がよく、この色合いはヴィンテージならではかと思いま

す。





さまざまな時代背景がございますが、普遍的かつ定番のスニーカー、コンバース。


どのようなテイストにも合い、コーディネートするときの一軍になること間違いなし。


やはり一周まわってたどり着きます。(笑)


それだけの魅力がつまった素晴らしいアイテムですよね。












古着と言えば!な3点をご紹介させていただきました。



最近の自分の私服もですが、王道スタイルは色やサイズ感で遊んでハズすようにしています。


一見シンプルながらも、どれも歴史のある奥深いアイテム。


古着の真骨頂はここにあるのではないかと思います。




もちろん古ければ良いなどと言うつもりはなく、皆さま自身の価値観を第一にして、良いなと

思ったものを選んでいただければと。




共感していただける皆様、いつもありがとうございます。



少しでも良いな!と思ってくださった皆様、是非新しい自分に出会ってみてはいかがでしょう

か。




それでは本日は以上です!


最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。